営業職の転職が多くなる理由

なぜ営業は転職者が多い

営業は数ある職種の中でも特に転職者が多く、そのぶん仕事としての厳しさがあるともいえます。仕事が厳しい以外で転職を考えるのはどういった理由か？という点に関してですが、自分の求める営業スタイルや、やりがいによる理由が多いようです。では早速、営業職の転職が多くなる理由についてみていきましょう。

収入面に関する理由

営業職は会社のために商品やサービスを売って利益を出す仕事なので、その売上高に応じて給料が上がるべき職種だと思いませんか？でも、経費の面や組織的な問題から、必ずしもすべての会社が営業職に対して適切な評価ができているわけではありません。数字が良ければ良いほどボーナスが増えるケースは珍しくありませんが、それでも仕事に見合った収入が得られていないと感じることはあります。営業成績が良い優秀な人ほど、より正当な評価をしてもらえる職場に転職したいと考える傾向にあります。加えて、営業職という仕事はどこの会社でも重宝される人材ですし、つぶしの効きやすい職種なので、優秀な営業マンはどんな会社に移っても高い成果を上げられることが多いことも転職者が多くなる理由のひとつです。

BtoCからBtoBへ

営業職は大きく個人と法人の2つの種類に分けられます。個人に対する営業活動では、1対1の取りの中から、お客さんのニーズが自社の商品やサービスのどこにあるかを読み取って提案をしていきます。一方で法人営業はモノを売るという基本的な部分は変わりませんが、個人に対する営業とは異なり、自社の商品やサービスを利用する法人のお客さんが抱えるお客さんにも影響をもたらします。なので、個人に対する営業から法人に対する営業へと転職をして、より世の中に与える影響が大きい営業活動をしたいと考える人も多いです。

新規営業とルート営業

ルート営業はすでに関係性がある程度出来上がっているお客さんを相手に営業活動をします。そのため安定した環境のもとで営業活動を行うことができるという特徴があります。既存のお客さんのさらなる満足度を高めるために、どんな提案ができるかなどのやりがいはありますが、それでも常に限られた環境の中での営業活動に閉塞感を感じることもあるようです。なので、自分で新規の営業先を見つけ出し、新しい提案に励む新規開拓の営業にやりがいを求めて転職をすることも珍しくありません。逆に、新規営業をしていた人がルート営業にやりがいを求めて転職をすることもあります。